2012年10月アーカイブ

ストレージOS その3

前回までの結果を見て、やっぱりOpenFilerのベンチマーク結果が悪すぎる。
FreeNASはキャッシュが効いているような数値であったのに対し、
OpenFilerはHDDをそのまま叩いているような印象を受ける結果でした。

で調べていきますと、iSCSIのLUNマッピングに問題がありました...。
どうやらTransfer Modeの選択によって挙動が変わるようです。

というわけで再び、FreeNASとOpenFilerのベンチマークを比較します。

両方とも仮想環境にて動作させています。
仮想マシンはどちらも、2core、4GB構成。

FreeNAS
ディスク3本でRAID Zを構成。

OpenFiler
ディスク3本でRAID 5を構成。Transfer Typeをfileioに。(以前はblockio)

結果

iscsi_seq_bench2.png

iscsi_rand_bench2.png

キャッシュが効いています。そして、OpenFilerの方が総じて性能が高いという結果になりました。
ちゃんと不審な点は直ぐに疑わないといけないなと感じました。

スケールアップ、設定の見直しというアプローチを行ったうえで、この結果となりましたので、
OpenFilerの方がIO性能が高いようです。